役立つ情報
話し合いで決めておくべきこと
養育費については、金額だけでなく、支払い方法や期間なども話し合って決めておく必要があります。 通常は子どもが18歳、または高校卒業までとされますが、大学進学や特別な事情がある場合には延長することも可能です...
金額はどうやって決まる?
養育費の金額については、「算定表」という便利な表があります。 これは、家庭裁判所で作成されたもので、夫婦の年収や子どもの人数、年齢から、毎月の養育費の目安がわかる仕組みです。給与所得者の場合は源泉徴収�...
実際には「二割」しか支払われていない?!
この養育費は、きちんと支払われている離婚母子家庭の割合はわずか二割にすぎません。 厚生労働省が平成二十三年に調査を実施した結果によると、養育費を受け取っていない母子家庭はなんと八割にも達しています。 養...
親には子どもの扶養義務がある
そもそもご存じですか。親には子どもを育てる扶養義務があります。 未成熟の子どもを育てる義務を「生活保持義務」と言い、一般に「二個のパンを分け合う」ことを言います。 この生活保持義務は強力で、たとえ生活が�...
養育費の支払い
「養育費」という言葉を知っている方は多いでしょう。しかし、具体的にどれぐらいの金額が、どれほどの期間、どのように支払われるのかについて、くわしく知っている方は少ないと思います。 そこで、ここでは養育費�...
「子どもを引き渡せ」という裁判所の決定を相手が無視したら?
「子どもを引き渡す」という裁判所の決定が下った場合、相手がすんなりと子どもを渡してくれなかったらどうなるのでしょうか。 実力で奪い返してもよいのでしょうか。 いいえ、残念ながら、それはダメです。裁判所に�...
子どもが連れ去られたら
「片方の親が一方的に子どもを連れて出て行く」というケースについて述べておきます。離婚を覚悟して別居を決断した際に、父親親権者が子育て不能状態だったときに、親族指定した場合、家庭裁判所が親権を変更させる...
後から親権が変更される場合
親権者は、一度決まったら、あとから変更されることはほとんどありません。が、子どもの福祉とい う観点から、必要とされる場合があります。 たとえば、親権者のところで親権を行使できない理由で子育てが十分にで�...
親権が認められる「相場」
ここまで見てきたように、親権は母親優先主義、という言葉に典型的に表されていますが、どちらも支障なく子育てが行われるケースでは、ほとんどのケースで親権が母親に認められると言っていいでしょう。 一方で、そ�...
裁判所に認めてもらうためのポイント
このように、親権といっても、離婚後にどちらが持つのかは、だれにも予測がつかない相手や、自分が離婚後どこでどうやって暮らすかで、トラブルが起きたときには、裁判所が間に入って決めることになります。 ここで�...
監護者って?
「監護者」という言葉を聞いたことのある方もいるかもしれません。 これは、先ほど述べた親権の「身上監護権」だけを持っている場合のことをいいます。 離婚がすぐにはできない実際などに、「双方痛み分け」にする場�...
親権の法律的な内容
未成年の子どもを育てる権利である親権には、二つの側面があります。 ①子どもを養育し、しつけ、監護する権利・義務です。これは「身上監護権」と呼ばれます。 ②子どもの法的行為を代理で行い、財産を管理する権利�...